地図解説つき。バルセロナにある8つのガウディ建築まとめ!

Antoni-Gaudi 観光地を詳しく紹介

カタルーニャ生まれの天才建築家アントニ・ガウディ。ガウディ作品は,バルセロナ観光の大事なピースでしょう。1984年には,アントニ・ガウディの作品群としてユネスコの世界遺産に認定されています。ぱっと見の壮大さ、美しさは言わずもがなですが、ガウディ建築の真髄は細部にあると思います。ぜひゆっくり時間を作って,細部に注目してみてください。細部にまでガウディのこだわりが散りばめられているので,見るたびに新しい何かを発見できると思います。

バルセロナには8つのガウディ建築があります。今回は,その全ての建築物の概要や行き方,チケットの値段,だいたい必要な滞在時間,そして私の個人的なおすすめ度をこの記事にまとめます!ご自身で見てもらうのが一番いいと思うので,この記事では細かい解説や細部の写真はなしにして、あくまで観光に役立つ基本情報を載せようと思います。

まずは8つのガウディ建築の位置関係をざっとこの地図で確認しましょう。この中で最北にあるグエル公園と最南にあるグエル邸は5kmほどの距離ですから,それほど遠くない範囲に全部収まっています。ですので,中を見学せずに外観だけ見る,というのでしたら1日で全てを周ることも可能です。

それでは,1つ1つの建築物を北から南に見て行きましょう!

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1.グエル公園(1900-1914)

概要
実業家グエルが富裕層のために,バルセロナ市街を見下ろせる新興住宅地を建設しようと考え,設計をガウディに依頼し,1900年から建設がスタートした。当初は住宅地の予定だったが,この建設は難航し,1914年に中止せざるを得なくなってしまった。グエルの死後バルセロナ市庁が買い取り,現在は公園となっている。グエル公園は有料部分と無料部分にわかれており,有料部分には,有名なトカゲの噴水やギリシャ劇場と名付けられた中央広場がある。
Park-Guell
トカゲの噴水
Park-Guell2
中央広場から見える景色。奥には,地中海とサグラダ・ファミリアが見える。
注意:2018年10月現在,中央広場は工事中になっており,中央広場の一部は入れなくなっております。
おすすめ度

絶対行くべし!有料部分には,グエル公園と言ったらコレ的なものが集まってます。しかし,このグエル公園は有料部分よりも無料部分の方が広く,無料部分だけでも十分に楽しめます。無料部分には,サグラダ・ファミリアを彷彿とさせる螺旋階段やガウディが20年間暮らした家の博物館(有料)があります。普通の公園なので,無料部分をぶらぶら歩いたり,ベンチに座って休むのもいいと思いますよ。地元の人はよく無料部分で犬の散歩をしています。グエル公園は丘の上にあるため,バルセロナ市内を海まで一望できます。ここからの景色は絶対見てください!

Park-Guell-map
所要時間

有料部分だけをざっと見るだけなら,30分。無料・有料部分,ガウディ家博物館の全てをゆっくり見るには2時間は必要かと思います。

開館時間
  • 1月1日から2月16日:8:30~18:15(最終入場は17:30)
  • 2月17日から3月24日:8:30~19:00(最終入場は18:00)
  • 3月25日から4月29日:8:00~20:30(最終入場は19:30)
  • 4月30日から8月26日:8:00~21:30(最終入場は20:30)
  • 8月27日から10月27日:8:00~20:30(最終入場は19:30)
  • 10月28日から12月31日:8:30~18:15(最終入場は17:30)
値段
8.5€:大人
6€:7から12歳,65歳以上
無料:6歳以下,障害のある方とその付き添いの方,20:30以降の入場
※8.5€以外の値段に当てはまる方は,年齢等を証明できるものを持参する必要があります。
ネットで購入すると大人は1€,他の方は75セント安くなります!
20:30以降の入場は無料です!さらにバルセロナの夜景が一望できますよ!
アクセス

メトロL3のLesseps(レセップス)駅から徒歩15分ほど

おまかせバルセロナのおすすめ!グエル公園までランニングで行ってみては?グエル公園は公園ですから緑に溢れており,ランニングに最適です。また最寄り駅からも少し遠いので,走っていけば効率的!

2.カサ・ビセンス(1883-1889)

Casa-Visence

概要

ガウディの処女作であり,カタルーニャやヨーロッパにおけるモデルニスモ建築ブームのきっかけになった作品。1883年にマネル・ビセンスが夏用の別荘建築をガウディに依頼した。ずっと個人宅として使われていたが,数度の改築を経て,2017年から一般公開された。

おすすめ度
建築やガウディにそこまで興味のない方は,外観だけをチラ見するだけで十分かもしれません。ただし,中に入ると19世紀に作られた豪華な別荘の部屋の様子や,ガウディが初期に影響されたネオ・ムデハル様式(キリスト教とイスラム教が融合した様式)の独特なスタイルが見れて楽しいです。また,庭やカフェがあったり,常設展や臨時展があったりと入る価値はあると思います。中に入るか入らないかは,何日間の旅行なのか,建築や美術がどのくらい好きかで決めるとよいと思います。ただ,外観は一見の価値ありですよ!
所要時間

入場しても1時間ほどで十分周れます。

開館時間

毎日10:00 – 20:00まで。ただし最終入場は19時です。

値段
16€:大人
14€:18歳以下と65歳以上,障害のある方
無料:14歳以下,障害のある方の付き添いの方
+5€でガイドツアーにできます。ただし言語に日本語はなく,カタラン語,スペイン語,英語,フランス語の中から選択。
ネットで買うと25%安くなのでオンライン予約がおすすめ!
アクセス

メトロL3のFontana(フォンタナ)駅から徒歩3分

3.サグラダ・ファミリア(1882-)

Sagrada-Familia
概要

ガウディの未完にして,最もよく知られた作品。バルセロナのシンボルでもあり,サグラダ・ファミリアを目当てにバルセロナに来る方も多い。1882年に着工してから,現在まで完成しておらず,2026年の完成を目指して現在も建築中です。細部にまで非常にこだわっており,彫刻部分は日本人彫刻家の外尾悦郎さんが担当なさっています。

おすすめ度

これは言うまでもないでしょう。必ず行ってください!いや,一度行ったことあるしな,,,という方!サグラダ・ファミリアは毎日完成に近づいています。以前行ったときからどこが新たに建築されているかを見るのも楽しみ方の1つですよ!サグラダ・ファミリアの両脇にある公園(サグラダ・ファミリア公園とガウディ公園)から全体像を見るのも忘れずに。もっともきれいに写真を撮れるのもこの2つの公園からです。

所要時間

内部だけで2時間は余裕で過ぎると思います。また外観もゆっくり見ると1時間ほどかかるので,全体で3時間はみておくと良いでしょう。

開館時間
  • 11月から2月:9:00~18:00
  • 3月:9:00~19:00
  • 4月から9月:9:00~20:00
  • 10月:9:00~19:00

ただし,12月25,26,1月1日,6日は9:00~14:00

値段
  • 内部のみ15€(30歳以下と学生は13€,65歳以上の方は11€,障害のある方は無料)
  • 内部+オーディオガイド:22€(30歳以下と学生は20€,65歳以上の方は17€,障害のある方は6€)
  • 内部+オーディオガイド+塔:29€(30歳以下と学生は27€,65歳以上の方は22€)
10歳以下のお子様は無料です。
オーディオガイドには日本語もあります。塔は風が強いなどの天候理由で登れない場合がありますが,その際には塔分の5€が払い戻されます。
アクセス

メトロL2とL5のSagrada Familia(サグラダ・ファミリア)駅を出てすぐ

おすすめバルセロナとしては,初めてサグラダ・ファミリアに行く方は迷わず,「内部+オーディオガイド+塔」プランをおすすめします。サグラダ・ファミリアには「ゾクっ」とさせられる何かがあります。

4.カサ・ミラ(1905-1907)

Casa-Mila

概要

1905年にミラ夫妻が現在のカサ・ミラがある土地を購入し,その地にアパートを建築するようガウディに依頼した。一階部分はミラ夫妻の住居で,上の階をアパートとして貸し出す予定だった。しかし,ガウディは理想のデザインを追い求めるあまり,建築は思うように進行しなかった。6年間かかりやっと完成し,住宅として使われるようになり,今でも住んでいる人がいます。

おすすめ度

外観は必ず見るべきです!街の中心からも近いため,カサ・バトリョとあわせて外観は見るといいと思います。中に入るかどうかは,スケジュールと値段次第。値段が気にならなければ,1時間ほどで見終わる内容なので,私はおすすめです。正直,建築や美術にそこまで興味がないのであれば,内部見学はカサ・ミラかカサ・バトリョのどちらかでいいと思います。

所要時間

1時間から1時間30分ほど

開館時間
  • 3月1日から11月4日:9:00~20:30,ナイトツアー21:00~23:00
  • 11月5日から2月28日:9:00~18:30,ナイトツアー19:00~21:00

ただし12月26日から1月3日は9:00~20:30,ナイトツアー19:00~21:00(1月1日は11:00~20:30のみ)

休館日:12月25日、1月7日から1月13日

値段
一般チケット:25€
学生,65歳以上の方,障害のある方:19.5€
7歳から12歳の方:14€
6歳以下のお子様:無料
※全てオーディオガイド付きです!日本語もありますよ!
一般チケットはネットで買うと3€引きです!
アクセス
  • メトロL3,L5のDiagonal(ディアゴナル)駅から徒歩1分
  • メトロL2,L3,L4のPasseig de Gracia(パセイ・デ・グラシア)駅から徒歩5分
カサ・ミラのチケットをネットから買う詳しい方法はこちらをチェック!

5.カサ・バトリョ(1904-1906)

Casa-batllo
概要

カサ・バトリョの起源は1877年にガウディが建築を習っていた教授の一人エミリオ・サラ・コルテスが所有していた家から始まる。その後1903年に繊維工場のオーナーであるジョセップ・バトリョがこの家を購入し,翌年ガウディに家の建て替えを依頼した。ガウディのカサ・バトリョのリフォームの解釈には,サン・ジョルディのストーリーと海の中をテーマにした説がある。

サン・ジョルディ:国土回復運動時,イスラム教徒はカタルーニャを去るときに,アフリカで捕まえてきた竜を解き放った。この竜はキリスト教徒の女性を食べ,勇敢な戦士も負けてきた。最後の切り札として登場したのが,サン・ジョルディという名の戦士である。彼は槍で竜を一つきにし,囚われの女性を救った。カサ・バトリョはこのストーリーをモチーフにして作られたガウディの作品。屋根が竜のうろこ,ベランダにある装飾は竜に食べられた戦士の兜,柱は戦士の骨,そして煙突がサン・ジョルディの槍を表している。
おすすめ度

外観は必ず見るべきです!街の中心からも近いため,カサ・ミラとあわせて外観は見るといいと思います。中に入るかどうかは,スケジュールと値段次第。値段が気にならなければ,1時間ほどで見終わる内容なので,私はおすすめです。正直,建築や美術にそこまで興味がないのであれば,内部見学はカサ・ミラかカサ・バトリョのどちらかでいいと思います。

私は,カサ・バトリョの方が好きですねぇ。あまり芸術に詳しくないけれど,カサ・バトリョの方がわかりやすく,純粋にきれいだなあと思えるのがカサ・バトリョです。
所要時間

1時間ほど

スケジュール

9:00-21:00(最終入場は20:00まで)

値段
一般チケット:28.5€
学生,7-18歳,65歳以上の方:25.5€
6歳以下のお子様:無料
※全てオーディオガイド付きです!日本語もありますよ!
一般チケットはネットで買うと4€引きです!
アクセス
  • メトロL2,L3,L4のPasseig de Gracia(パセイ・デ・グラシア)駅から徒歩1分
  • メトロL3,L5のDiagonal(ディアゴナル)駅から徒歩6分
カサ・バトリョのチケットをネットから買う詳しい方法はこちらをチェック!

6.カサ・カルベッ(1898-1900)

Casa-Calvet

概要

カサ・カルベッはガウディのもっとも古い作品の一つであり,繊維業を営むペレ・カルベッの依頼で製作した。ここは,地下と一階にペレの会社を,そして上階を住宅に使うために設計されている。1900年にはバルセロナ市からベストビルディングに選ばれている。現在,中の見学はできないが,一階はレストランになっている。

おすすめ度

ベストビルディングに選ばれたとあるので,何も知らずとも目を引く建物かと思いきや,知らなければ素通りしてしまいそうなくらい普通(?)の建物。確かに,グエル邸とカサ・バトリョの中間のような風合いがあるため,ガウディにとってのグエル邸からの進化,カサ・バトリョへのステップだったのかなぁと思いを巡らせると重要な作品かもしれません。しかし,よっぽどガウディや建築が好きな人以外は特に見る必要はないかなと思います。ただし,決して遠いところにあるわけではないので,カサ・ミラとカサ・バトリョを見にくるついでに少し歩いてみるのは全然アリ。

アクセス
  • メトロL1,L4のUrquinaona(ウルキナオナ)駅から徒歩3分
  • Plaza Cataluña(プラサ・カタルーニャ)駅から徒歩7分

7.レイアール広場(1878-1879)

Plaza-Reial

概要

ガウディが建築学部を卒業した後,一番初めに取り組んだ建築物がレイアール広場にあるランプです。レイアール広場内にはたくさんのランプがありますが,ひときわ大きく,赤い装飾がある2つのランプがガウディ作です。

おすすめ度

ランプ自体を見に行くと,「あ,これか」という感想で終わっちゃうかな。ですが,レイアール広場はおしゃれなカフェやレストランもあり一度は見ておいてもいいかもしれません。リセウ駅から近くゴシック地区ですから,ゴシック地区を歩いている最中にぶらりと訪れてみるのはありです。ただ,正直広場にあるカフェやレストランは観光客が多く,個人的にはお目当てにして行くほどではないと思います。このランプが見れなかったとしても,それほど損した感じは覚えないはずです。

所要時間

10分程度で十分でしょう!

アクセス

メトロL3のLiceu(リセウ)駅から徒歩3分

8.グエル邸(1886-1889)

Palau-Guel

概要

グエル公園の建築を依頼したグエルが,グエル公園にある住宅に移る前に住んでいた家がこのグエル邸です。グエルはバルセロナ郊外に住宅を持っていましたが,バルセロナ市内にも住宅をとガウディに建築を依頼しました。ガウディは大通りラ・ランブラに面しながらも,私生活を守れるように,というグエルらの依頼を空間と光を工夫することで見事に体現しました。

おすすめ度

地図を見てこの場所にたどり着いても,外観をパッと見しただけだと「え,これ?」感は否めません。しかし,よくよく建物の細部まで見てみると(細い道にあるため,上とか見づらいのですが)その印象は変わると思います。建物の上には,サグラダ・ファミリアの装飾を彷彿とさせる塔の装飾があったり,後のガウディ作品には見られない直線を多用したデザインがあったり,見所が満載です。また外観だけでなく,中に入るともっと印象が変わると思います。さすがグエルが気に入って住んでいた家だけあります。ガウディ作品を作成された時間軸に沿って見ていく時に,グエル邸は欠かせないでしょう。外観だけでも必見だと思います。

所要時間

1時間30分ほど。しっかり見ると2時間は必要。

開館時間
  • 4月1日から10月31日:10:00~20:00(チケット購入は19:00まで)
  • 11月1日から3月31日:10:00~17:30(チケット購入は16:30まで)

※休館日:月曜日,12月25,26日,1月1日,1月の第3週

値段

12€:大人
9€:18歳以上の学生
5€:10歳から17歳以下
無料:9歳以下,オープンデイ(第1日曜日,4月23日,5月21日,9月11日,24日,12月15日)

※オープンデイは,以下の時間に無料チケットが配られます。配られるチケットの枚数には限りがあるので,配布時間の前に到着することがよいでしょう。それでも非常に混雑していて,30分以上は並びますので,飲み物や簡単な軽食を用意したり,またトイレも済ませておくと良いです。

  • 11月1日から3月31日:10:00~13:30と13:30~16:30
  • 4月1日から10月31日:10:00~15:00と15:00~19:00

チケットには無料でオーディオガイドがついています(日本語も選択可)。

より詳しい説明を聞きたい方は,以下の時間で無料のガイドツアーが受けられます。

  • 英語:毎週金・土曜日の10:30
  • スペイン語:毎週土曜日の12時
アクセス
 メトロL3のLiceu(リセウ)駅から徒歩3分

まとめ

私はガウディ建築が大好きで,何度も何度も見ていますが,いつ見ても感動してしまいます。感動,とありきたりな感想なのですが,ガウディ建築を見た後の感想はうまく口では言い表せないんですよね。ぜひご自身の目で見てみてください!感想お待ちしてます!
それぞれのガウディ建築は夜にはライトアップされるので,それも素敵ですよ!
適当に周るのも全然アリですが,作成された順に周ってみるのも面白いです。時間軸に沿って見ることで,ガウディ自身の興味や嗜好の変化が見れます。特にバルセロナに一度来たことがある人は,ぜひ時間軸に沿って見ることをおすすめします。

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